ＮＹ金大幅続伸、12月物は1084.9ドルで終了

[木下 晃伸さん]

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● 【本日のニュース】／ＮＹ金大幅続伸、12月物は1084.9ドルで終了
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３日のニューヨーク金先物相場は大幅に続伸。ニューヨーク商品取引所
（ＣＯＭＥＸ）で取引の中心である12月物は前日比30.9ドル高の１トロイオ
ンス1084.9ドルで終えた。中央銀行が金を買う動きが強まるとの思惑などか
ら、金の買いが膨らんだ。


（2009/11/04付日経速報ニュースより抜粋）


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【ニュースの深層】リスクマネーは、悩んでいる
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。



■金価格が上昇を続けています。再び最高値を更新するほどになっています。


10月中旬から下旬にかけて、世界の株式市場で株価が下落していたことを考
えると、独歩高と言えるでしょう。



■では、なぜ金にリスクマネーが向かうのか。


それは、金以外の投資対象に、投資することが悩ましいからです。もっとシ
ンプルに言えば、上がるかどうか不安、ということ。


一方で、リスクマネーは、先進国の低金利政策により、ジャブジャブにある
わけです。儲かる場所を虎視眈々と狙っていることには変わりはない。


だから、その一部が金に流れ込んでいるのです。



■ポイントは、金からその他の投資対象にリスクマネーが流れ込んでくる可
能性はあるのかどうか、ということ。


私は結論から言えば、可能性は極めて高いと考えています。


ただ、現時点では、悩ましい事象が多く出ているので、投資家が悩んでしま
っているだけのこと。



■３月、７月と株価が上昇する前には、株価の大きな急落がありました。し
かし、その後は急落前の高値をスルスルッと超えていったのです。それは、
悩んでいたリスクマネーの悩みが解消したため。


ここでリターンを得られたのは、下落時でも次の上昇を見越して我慢してき
た投資家でした。


今回も同様のケースとなるのではないか、と私は考えています。それほどま
でにリスクマネーの拡大には期待を持っていいと思います。


（文責：木下晃伸　きのしたてるのぶ）



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【（2009/11/04）本日の内容】思惑が交錯している
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