【三井住友海上グループホールディングス】統合比率は妥当な水…

TIW藤根 靖晃さん
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統合比率は妥当な水準だろう。株価はNAVからみて割安感が顕著

<株価は金融株全般に連れ安し、割安感が顕著に>
3社統合により誕生予定の新会社のNAV(純資産価値)は日経平均10,300円水準で1株当り4,016円と試算される。株価/NAV倍率は0.56倍。統合新会社の14/3期の修正純利益(株式のキャピタル損益などを控除)の目標は1,500億円。NAVをもとにした修正ROEは約5.9%となる。従って、株価/NAV倍率は1倍近くの評価があってもよいだろう。株価の割安感は非常に顕著といえよう。銀行の増資懸念などにより金融株全体が冴えない中、連れ安している面があろう。中長期的には投資のタイミングと考える。

<統合比率は妥当な水準といえよう>
9月30日に発表された同社、あいおい損害保険(8761)、ニッセイ同和損害保険(8759)の統合比率は、1:0.190:0.191。想定線でサプライズはない。のれんは来年3月末の株価などで変わってくるが、同社の株価の低迷がこのまま続けば、かなりの額の逆のれんになるとみられる。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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