ユリウスさんのブログ

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英語遊び

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  不適切な表現がございましたので、当該箇所を伏字に編集致しました。
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 柳瀬尚紀著「英語遊び」にこんなことが書いてあった。英語のアクロスティック(acrostic)を説明するのに、和製アクロスティックともいうべき「折句」の有名な一首が載っている。

最初はみなさまよくご存知の「かきつばた」と句頭においてある在原業平の歌。

「か」ら衣
「き」つつ馴れにし
「つ」ましあれば
「は」るばる来ぬる
「た」びをしぞ思ふ

 ところが、その後に物凄く難しい川柳が引いてあるので驚きました。句頭は小野小町の「こまち」です。

「こ」とわりの
「ま」ことは天も
「地」も感じ

 何のことか分ります? 翔年はちんぷんかんぷんでした。この句、普通の人ではとても鑑賞できないのではないかな? くどくど解説してしまうと謎解きの面白さが大きく減殺されてしまうけれど、意味が分からなくてはどう仕様もない。みなさん、川柳は笑を誘う詩であるけれど、この句は笑うまでに頭が疲れてしまいますぞ。

1 まず、小町さんのこの雨乞いの歌を知らねば始まりません。

ことわりや 日ノ本なれば 照りもせめ さりとはまた 天下(アメガシタ)とは  小野小町
(訳)日の本と言うくらいですから、こんなに日照がつづくのも当然かと思いますよ。でも、天下(アメガシタ、雨が下)とも言うのですもの、雨を降らせて下さってもいいじゃありません?

2 小野小町さんは天下の美女だけど「不感症」とか「無穴」とか、昔から変な噂があります。(下世話なこと書いて申し訳ない)

3 ここまで来て、はじめて川柳を鑑賞する資格が整いました。
「ことわりの…」の句の解釈はこうなります。
 道理(コトワリ)というものには天も地も感じるんだぜ。なのに小町さんは感じないのかねぇ。男を「ことわり」づづけてさ。


 「なんでこれが英語あそびやねん?」と言われるかも知れない。申し訳ないですが、英語のアクロスティックもここに書くと、このエントリーが全て柳瀬氏の受け売りになってしまう。ですから、ここから翔年独自の下ネタ脱線を試みます。

Many a true word is spoken in jest.(多くの真(マコト)の言葉は冗談として語られる)

 という名言があります。冗談めかした名言に出会うのも本を読む楽しみの一つだといえましょう。
"The big book of [●●] quotes"という本は、その手の真の言葉が数多く集められている。そこから抜いてみましょう。
 真の言葉なら、冗談めかしてあっても、たとえ下ネタであろうと、かまわないという方は「続きを読む」をクリックしてお進みください。(そうでない方はここまで)



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