裏司法発泡

サイコさん
サイコさん

  資格ブログ村  法律系資格 現在 56位   士業(弁護士、会計士等)  現在 9位先回の続きから始めてみる。裁判所が道徳を破壊するは泡食って失敗して四方八方(司法発泡)から非難されているのではあるが、以前に某論というタイトルで書いたときに「蛇足判決」などと非難された判決があったのだが、判決の理由を述べるところで、法的拘束力を持たない傍論の部分が長かったり、そこでわざわざ本来は違憲とか言ったりするものを総じて「蛇足判決」というそうだ。この言葉を最初に公表したのが当時、横浜地裁判事であった井上薫氏その人なのである。うーん、裁判員制度にはちょっと問題もと思ってたのだが、裁判官もいろいろなのでやはり民間の気をいれるのも強ち間違いでもないのかもしれないと思い始めてる。まぁ、凶悪犯罪者に、運不運などというのもなんだけど、量刑の軽重も弁護士や裁判員や裁判官や、もっと言えば検察官で変わってしまうのも、いたし方ないところなのか。井上氏は逆作用としてサイコにそれを気付かせてしまったようだ。司法の質の劣化を正したかったのであろうが、いかんせん「現実的」に辞めさせられてしまったことへの裁判所行政という司法内部へのルサンチマンがやや裏側に見え隠れもするのである。裏といえば、いつもは警官バッシングに走っているのであるが、今回は応援してみたくてちょっと書いてみる。島根でパトカーが違反切符を切られるという、取り締まるほうが取り締まられちゃうという奇妙な「やらせ」のような事件が起きた。まぁ、今日は多くは語らないのだけれど、警察というのは行政の一部で、国民の権利義務に対して一定のルール=法律から逸脱した者を直接有形力でもって強制する執行機関として機能している。えー、小学校か中学校の社会科で教わることかと思うのだが、一応復習ということで、三権分立というのが民主主義の根幹にあって、この三権というのは「行政」「司法」「立法」のことを言うのだが、これが一つに集中することによって強権が発せられるのを防ぐために三つに分けて、それぞれが他を牽制することでバランスを保とうとういのが趣旨である。この反則切符なるもの、これはまだ行政の段階であって一般の人はこれを切られたらおずおず日本郵政か銀行から反則金を納入することと思うが、反則金自体は刑法上のいわゆる罰金ではない。リンクに詳しく書いてあるのだが、刑事手続きを免れる代わりに支払うものが反則金であるので、払わないときは裁判されるぞ、というだけで反証して勝てる自信がある者は受けて立てばいいだけの事前的な行政上の過料に過ぎない。ということは、今回違反した警部補は「任意」で反則金を払うか払わないか自主選択できるので、どの程度まで見逃してもらえるかを試すこともできてしまうのである。最悪、刑事上の罰金の督促がきたときに、地方公務員法かその規則でどの程度の懲戒処分になるかくらいである。絶対首にはならない。チャレンジャーなら試してみる機会でもあるなぁ。だから、これ前にも違う警官が同じところで違反キップ切られてるということは、前回はどうしたかを追跡するのがメディアが取り上げるときの責務だと思う。一見、警官弾劾をスクープするようなことだけを取って良しとしいるから、サイコによって更にメディア批判に達するわけである。あまりに浅い報道をまともに受けてはいけない。物事には全て奥が在る。もう少し言っちゃうと裏がある、ということだ。まぁ、最近の記者というのは、この程度で裏を取ってると思ってるらしいが、浅いものが多すぎるのでは、と思うが警官のみならず報道記者の質の劣化というものも進んでいる、ということに尽きるのだろう。まぁ、一点補足(え、蛇足?)的に言っておけば、警官は単に一公務員であるし、報道記者はどこそこのメディア会社の一社員に過ぎない、ということだ。ただ何かあったきに社会的な影響を及ぼすと普通地方公共団体なり、株式会社の名で謝罪なり損害賠償なりをすることになるのだが、個人というものは然程なんらしかの影響を備えているわけではない。だから、問題がなければ済んでしまうということになってしまうのであろう。そこで、どうしたって、自分に主張があれば言ってしまう、考慮なく行動してしまう、ということが権利の濫用になるということすら思い描けずに、刹那的な倫理なき権利主張に走りがちなのであろう。まず、その抑止は警察によってあるべき場合もあるだろうし、広報という意味での報道記者の役割でもあるだろう。これに関連したことをカネと暴力の系譜学を読んだ後復習的に書いた裏ブログがあるので、といってもこれはメディア批判に近いものであるのだが、よければ参考にしていただきたい。あんまり参考にならないかグゥーーーー
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