核のない世界

メタボねこさん
メタボねこさん
オバマ大統領が国連で演説したのは皆さんご存じでしょう。

「ニューヨークでもモスクワでも東京でも北京でもロンドンでもパリでも一発の核爆弾で何十万もの生命が失われる」

確かにその通りです。実戦で核兵器が使用されたのは昭和二十年八月九日の長崎市で最後です。インプロージョン型原子爆弾 通称「ファットマン」と言われるその爆弾は「ボックスカー」との愛称がついたB-29によって九州北部の小倉市を目標にして出撃したそうです。

しかし天候不良により長崎市に目標変更をして攻撃(虐殺)
を実行した。TNT火薬換算で30キロトンに相当する熱量を放出する「ファットマン」は一瞬で名もなき一般市民を十万人以上殺戮しその後も後遺症で人々を苦しめた。

想像を絶する光景が広がったのは言うまでもありません・・

日本国民としては今回のオバマ大統領の宣言は誠に歓迎すべきことですが、何事も本音と建前が存在します。

第一に国連安保理決議は拘束力が全くない。(言うだけで実行しなくてもお咎めなし)

第二に核兵器はもともと実戦で使用できない。(核の応酬は人類の滅亡を意味する)

米国も露国も維持費がかかるだけで、しかも現在のように非対称戦(テロとの戦いのようなもの)ばかりで核兵器はますます出番がない状態。または核兵器による脅しが効かない状態では軍事費を抑えるために削減するしかない。

しかし黙って削減するよりは声高に「私たちは平和主義者です」とアピールしながら削減したほうがいろいろと都合がいいのではないだろうか?

あるいは低い可能性ながら核兵器よりも大気汚染が少なく破壊力が高い兵器を開発済みで、資金をその兵器に使いたいので絶妙な速度で核兵器の削減に取り組んでいるとか・・

NPTにしてもCTBTにしても北朝鮮がイランがと言う前に核保有五カ国がまず見える形で削減を始めるべき。あんたたちのほうがはるかにたくさん核兵器持ってるよね。

こんなこと言うと私はテロリスト(友達の友達にアルカイダがいるなんて言ってた人もいたねぇ)だと思われるかもしれないですが、核兵器はある程度残しておくほうがよいと思います。理由は映画「アルマゲドン」「ディープインパクト」
のような宇宙規模の災害に備えるためです。

もちろん偏った考えに傾倒しない公平な国際機関によって厳重に管理され、核兵器に代わる手段が開発された時には直ちに廃棄する。という条件付きです。

少なくとも大気圏内での核兵器の使用は実験にしろ何にしろもう行わないべきです。自分たちの首を絞めるどころか、すぐに切れてしまう可能性があります。

小説「渚にて」をもとに現代風にアレンジした映画
「エンド オブ ザ ワールド」
非常に考えさせられます。

各国首脳の賢明な判断を期待したいです。
2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
権左衛門さんコメントありがとうございます。

自己の才覚を示すのに実績ではなく、弁舌を持って行う人や
何にでも競争原理を持ち込み他者のことを顧みない人が多いまたはそれが当然という社会では戦争とは無縁でいられない
と思います。

束の間の夢でない平和が実現しなければ人類は永遠に地表で争いごとに明け暮れるだけですね。
全く、同感であります。。。

しかし、=偏った考えに傾倒しない公平な国際機関=という物が
存在するのか。?
また、無かったならば、創ることが出来るのか。。。???

というに対しても、私は【悲観的】な思いがあります。。。

まあ、言われるように、現在は
【世間受け】するような
=友愛=と【チャレンジ】とかいう人が
人気がありますが。。。

その様な人が出てくるたびに
【戦争】が起きてきているような
【歴史的感じ】がしています。。。

要するに【戦争】の悲惨さという物を
【頭】でしか判っていないから
=現実的な対応=をしないで
【理想論】だけを語れば、総ての人が納得するとでも
思っているような感じで。。。


=平和などという物は、戦争の間の束の間の夢でしかない=
という事を誰かが言った様な気が。。。
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