９月の全国百貨店売上高は前年比２．５％減

[agawaさん]

日本百貨店協会から全国百貨店売上高が発表された。９月は前年同月比２．５％減。２か月ぶりの前年同月比マイナスとなった。
今年の９月は月間を通して、観測史上最高記録を更新した猛烈な残暑の影響を受け、昨月からの回復基調が後退する結果となった。異常高温のため、本来実需期に入るべき秋物衣料を中心に、好調を維持してきたファッション雑貨なども苦戦を強いられたほか、初旬の３連休に台風９号が上陸したことも、集客・売上に対し大きなマイナス要素となっている。しかし一方で、前年に比べ休日が２日間増えたこと、今年前半に実施されたリニューアル効果が持続していること、セールや物産展等の催事が比較的好調に推移したこと、等のプラス効果もあって、マイナス幅は２％台に抑えられている。 　なお、一部の地区では、大型の記念セールや増床、競合店の閉店等の特殊要因を背景として、前年比プラスを記録している。
同時に発表された９月の東京地区百貨店売上高は前年同月比２．１％減。２か月ぶりの前年同月比マイナスとなった。