させられたのがドラッグストア業界です。
http://saig.livedoor.biz/archives/1542199.html
チェックしていると、この業界は低ＰＥＲながらも
売上高が成長し続けており、借金が少ない会社が
多かったからです。
気になったので、パソコンでこの業界を調べて
みました。
まず業界規模ですが、Ｈ19年で2兆6,689億円と
人材派遣業界よりも大きいです。
平成15年以降も年を追うごとに上昇を続けており
ドラッグストア業界は拡大傾向にあると言えます。
日本の小売業界はここ数年横ばい状況になって
いますので、伸びている業界自体希少性が高いです。
それではなぜ、こんな株価で放置されているのかと
考えてみますと改正薬事法が考えられます。
2009年春から施行され、大衆薬の取り扱いが
薬局以外でも可能になる法案です。
この規制緩和によって、スーパー、コンビニなどの
新規参入が予想され売上、利益の減少が見込まれるためです。
しかし、業界の月次売上高を確認してみても、
そこまで売上が減少しているわけではありません。
実際に店舗を確認してみると、商品価格はスーパーや
コンビニに比べて明らかにドラッグストアのほうが
安く、負ける理由は見つかりませんでした。
ではなぜ、ドラッグストア銘柄がこんなに割安で放置
されているのかと考えると、単純に誰からも注目されていない
のではないでしょうか？
個人投資家の年齢は30～40代が一番多いそうですが、投資資金
からすると団塊の世代以上の年齢層が高くなるほど多いと
考えられます。
ですが、その世代はドラッグストアに入った人も少なく
そのメリットや業界自体に気づかないため、投資対象の視野に入って
こないのではないでしょうか？
その代わりに今でも重厚長大産業銘柄のＰＥＲが30倍台など
ビックリするような株価の銘柄が今でもあります。
あくまで推論であり正式な回答はわかりませんが、私は今後
ドラッグストア業界に注目していきます。
ドラッグストア銘柄は
2660 キリン堂
2664 カワチ薬品
2718 ミドリ薬品
2786 サッポロドラッグストアー
3148 クリエイトSD
3398 クスリのアオキ
7649 スギ HD
8229 ＣＦＳコーポレーション
9875 マツモトキヨシ
9989 サンドラッグ
など。他にも色々ありますが、その中でどの銘柄を
投資対象に選ぶかは自己責任でお願いいたします。
