「孫氏」の兵法はらですが
「進んで名を求めず、退(しりぞ)いて罪を避けず」
(成功しても名誉を求めず、失敗しても責任を回避しない)
孫子はこれをリーダーの条件としてあげています。功績を
誇らないとは、すなわち謙虚ということになり、その謙虚の
反対は傲慢です。では何故、謙虚であることが望ましいので
しょうか。
「満(傲慢)は損を招き、謙(謙虚)は益を受く」
と「書経」にありますが、その方が人々の支持を集めることが
できるからです。
「老子」の本にも、次のようにありました。
「背伸びして爪先で立とうとすれば、かえって足もとが定ま
らない。自分を是とすれば、かえって無視される。自分を誇示
すれば、かえって排斥される。自分の功績を誇れば、かえって
非難にさらされる。自分の才能を鼻にかければ、かえって足を
引っぱられる」
オレがオレがと出しゃばったり、とかく目立ちたがったりす
るタイプは、どうやらリーダーとしては失格であるようです。
今日は新しい政権の閣僚の内定があるみたいです。
与えられた職責を全うして改革をして頂ければと思います。