【ニプロ】10/3期通期計画据え置き、主力製品好調で強含み

[TIW藤根 靖晃さん]

10/3期通期計画据え置き、主力製品好調で強含み

＜実績ＰＢＲ1.2倍台、株価に上昇余地があろう＞
株価は年初来高値圏で、堅調な展開である。引き続き通期の増収増益見通しを評価する動きのようだ。指標面で見れば実績ＰＢＲ（09年6月末）は依然として1.2倍台である。通期の上振れ期待や中期的な成長余地も考慮すれば、上昇余地を残しているだろう。

＜ダイアライザと医薬品が好調＞
10/3期1Ｑ（4〜6月）は前年同期比で増収営業増益だった。為替の円高影響などがマイナス要因だったが、ダイアライザと医薬品が好調だった。営業外では為替差損益が悪化した。

＜通期計画据え置き、強含み期待＞
10/3期通期の会社計画を据え置いた。為替の円高影響、減価償却費の増加などがマイナス要因だが、ダイアライザが好調で、医薬品部門も順調な拡大が予想される。経費削減効果も寄与して、増収増益の可能性は高いだろう。通期の会社計画に対して強含む可能性も期待される。

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