TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【大日本住友製薬】セプラコール買収効果はルラシドンの…

セプラコール買収効果はルラシドンの北米販売の成否に懸かる(速報)

<米製薬会社へ社運をかけた投資>
ナスダック上場の米製薬会社セプラコールを現金によるTOBで買収することで合意した。買収価格は1株23ドル(09年9月1日終値に対し27.6%のプレミアム)、総額26億ドルとなる。TOBは9月初旬開始、10月中旬までに終了、完全子会社とする予定である。

<ルラシドンの北米販売体制の整備が眼目>
セプラコールは中枢神経領域、呼吸器領域に特化した高収益会社であるが、2013年以降主力2製品の特許満了の影響が大きく出る見込みである。このため同社はセプラコールの販売力を活用し現在北米で開発中の統合失調症治療剤ルラシドンの市場浸透を図ることに買収の主眼を置いている。

<株価はルラシドンの早期承認にかかる>
業績への影響は、10/3期はのれん及びインプロセスR&Dの償却により赤字、11/3期はのれん償却前ではプラス、12/3期は純利益にプラスに寄与すると予想される。それ以上に重要なのはルラシドンの早期承認にあり、これが遅れるとセプラコール買収の意義が薄れ株価へは負の効果となろう。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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