「食用菊」


 食卓に鮮やかな彩りを添える「食用菊」。しゃき
しゃきとした歯応えと甘くてほろ苦いのが特徴です。
年間を通じて出回る「黄色い品種」に加え、そろそ
ろ「紫色の品種」が店頭に並びます。

http://www.shokoren-toyama.or.jp/~f-kanko/syokukiku/index.htm



 食用菊の横綱と評価されている紫色の品種は、
「もってのほか」という愛称で広く知られています
が、名前の由来は「天皇の御紋である菊の花を食べ
るとはもってのほか・・・」とか「もってのほか美
味しい」といったことから転化したそうです。

 菊は奈良時代に中国から持ち込まれ、室町時代に
京都周辺で食べられ始めたとされます。風邪による
熱や頭痛を和らげる解熱・鎮痛作用、目の疲れや腎
臓機能の改善を促す疲労回復作用などがあり、古く
から漢方薬として使われてきました。

 花びらがピンと張っているほど新鮮で、おひたし
にして酢じょうゆで食べるのが代表的な食べ方です
が、ゆでるときに酢を加えますと色の鮮やかさ一層
増します。

 ちなみに、生産量日本一は山形県です。

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