世界初の即席ラーメンは日清食品の会長・安藤百福氏によって
開発され、1958年の8月25日に発売されました。お湯をか
けたら2分で食べられる『チキンラーメン』の誕生です。このチ
キンラーメンの発売によって、それまでの「支那そば」、「中華
そば」にかわり、「ラーメン」という呼び名が徐々に全国に広ま
りました
当時のうどん玉が1個6円に対し、価格は35円もしました。
お店で中華そばを食べるのと同じ値段だったようです。「チキン
ラーメン」は精力がつく、肌つやによいと評判となり、大ヒット
商品となりました
日常的な食品としてのインスタントラーメンは、世界中で今や
年間に約1000億食食べられています(一人当たり平均は約1
5食)。近所のスーパーやコンビニに行くと各メーカーの工夫を
凝らした様々な商品が店頭に並んでおり、どれにしようか迷って
しまいます。ファンの中には、地域限定の商品を探したり海外
のインスタントラーメンを通販で入手する方もいらっしゃるよう
です
現在、即席めん市場は中国が世界最大の消費国です。日本の年
間総需要55億食に対して中国の総需要は500億食にのぼって
います。ちなみに、一人当たりの消費量が最も多いのはインドネ
シアで、年間約65食。韓国が64食、ベトナムが43食と続い
ており、日本は42食で世界4位です


