【ワタミ】介護事業が急拡大中

[TIW藤根 靖晃さん]

介護事業が急拡大中

外食事業は既存店客数の前年割れがここ数年間続いている。新規出店は20店舗前後であるため、外食事業売上高は900億円前後で推移するだろう。高齢化社会に向けて、介護事業の拡大余地は大きい。介護施設は09年3月末38棟とまだ少ないが、 10/3期は11棟稼動予定。11/3期は20棟の開設を計画している。09/3期の営業利益率は外食事業が6.3%に対し、介護事業は14%ある。ワタミの経営資源を介護事業にシフトすることで、同社の成長は続くと予想している。介護事業の成長力を加味すると、株価の割安感も感じられる。

10/3期1Q(4-6月)の売上高は前年同期比7.8％増の282億円、営業利益は同28％増の11.2億円となった。外食事業は既存店売上高が前年同期比95.5%にとどまり6億円の減収になったが、店舗諸経費のコントロールで0.3億円の増益になった。介護事業は既存店入居率94.2%と高水準を維持し7億円の増収、1.4億円の増益になった。

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