aaaいうえおさんのブログ

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キャッシュフローと投資のタイミング


投資は現時点の会社の業績ではなく、未来の業績を予想をしなければいけません。会社のファンダメンタル分析をする時に多くの人は損益計算書、貸借対照表、キャッシュフローなどを見ると思いますが、その中でももっとも大事なキャッシュフロー(お金の流れ、使い方)について頭の中を整理する意味でもまとめてみました(^-^)キャッシュフローについての細かい説明は、http://kabukiso.com/apply/zaimu/cashflow.html↑ここ見てください。会社が成長していく段階のCFの流れを説明してみます。(※業種や財務体質にもよってCFは変化するから一概には言えない)イメージをつかんで下さい。① 会社を立ち上げ大きくする段階キャッシュフローの特徴としては、営業CFがマイナス、投資CFがマイナス、財務CFがプラスになりやすい。ようするに銀行からお金を借りて、投資(設備投資、人材投資など)をして、まだそれが収益になっていない段階。上場したばかりの企業や新事業を立ち上げたばかりの会社に多い。将来的には営業CFがプラスになってくる予定。ただ、財務体質の状態が悪い(貸借対照表もチェック)状態の会社がこのような事業拡大のためにお金の使い方をすると一気に倒産の可能性もでてくる。投資家心理としては本当に大丈夫か?と思いやすい、わりとリスクが高い時期、もちろん事業がうまくいけばリターンも大。② 収益があがってくるようと願う、拡大段階キャッシュフローの特徴としては、営業CFがプラスに転換、投資CFがマイナス、財務CFがプラスになりやすい。収益があがってくるようになると営業CFがプラスになってくる、ただ、まだ銀行からお金を借りないと投資ができない状態、さらに銀行からお金を借りて、投資をして、会社を拡大させようとしているのが分かる。投資家としては、収益があがるようになってきた会社なので、投資しやすくなる、銀行からさらにお金を借りている所から、成長する可能性もある段階なので、成長性を期待して投資をしやすい時期(グロース投資)。ハイリスク・ハイリターンの段階ともいえる。③収益が安定してきて、企業も安定成長段階キャッシュフローの特徴としては、営業CFがプラス、投資CFがマイナス、財務CFがマイナスに転換になりやすい。会社の収益が安定してきて、ある程度キャッシュもたまり、収益の中から投資ができるようになって、銀行にお金を返済している段階。この状態が、株価も一番安定感がある、ただ、事業も頭うちになりやすい時期なので、株価もある程度高く、伸びしろはあまり期待しにくい。高値圏で横ばい推移か じりじりあがるか そのような段階にいることが多い。④ 業績が頭うちして収益があがらない部分を切り離す段階キャッシュフローの特徴としては、営業CFがプラス、投資CFがプラスに転換、財務CFがマイナスになりやすい。事業、会社を拡大してくるとどうしても採算に合わない部分がでてくる。採算に合わない事業から撤退するときは 投資してた一部の金が会社にもどってくるため、投資CFがプラスになりやすい。このときはおそらく株価が下落局面で 会社がなんとかして収益を安定させようと努力している状態。投資家としては 押し目をいつ拾おうか?と思っている状態の時が多い。④の戦略により、業績が改善すれば②や③の状態に戻っていく。全体的に収益があがらなくなってくると①の状態に戻る。(すごろくみたいです^^;)⑤会社が危険な状態の時(倒産するんじゃないか?)キャッシュフローの特徴としては、営業CFが大きくマイナス、投資CFが大きくマイナス、財務CFが大きくプラス そして有利子負債が大きく、利益余剰金がマイナス、株主資本比率が10パーセント以下。お金がなく、収益がないのに、銀行から大きくお金を借りて、投資をして、最後のわるあがきをしている段階。銀行から借りた分で投資した事業が失敗すれば即倒産に追い込まれる。また、金融危機などが起こると 貸し剥がしも発生するため、事業が軌道に乗りそうでもつぶされる可能性が高い。たいていの場合 ぼろ株になっている(アイビーダイワなどを見ればわかります)。こういう会社に投資するのはかなりのギャンブラーですね^^;このキャッシュフローの考え方は、貸借対照表の状態、業種などによっても異なってきますので 一概にこれが答えだとは言えませんが、会社のお金の使い方と資金の流れ、投資のタイミングをイメージする上で大事なものです。自分はキャッシュフローは、どの会社も見てます(^-^)参考にしてください。
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