TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【アルバック】今期は太陽電池向けなどが牽引し受注は…

今期は太陽電池向けなどが牽引し受注は大きく増加に転じる見通し

09/6 期業績は、売上2,238億円(前の期比7%減)、営業利益34億円(同62%減)と計画を未達ながら想定内で、サプライズはない。液晶パネル製造装置(第8世代)や太陽電池一貫製造ラインの収益性改善は見られたものの、半導体製造装置が56%の大幅減収で採算も大きく悪化。今10/6期について同社は、前期比7%増収、61%営業増益を計画。但し、今期から売上計上基準を工事進行基準に変えており、この影響を除けば実質減収営業減益予想と推定。現在の株価は、前期実績PBRで1.3倍台。指標面から割安感はないが、太陽光発電を含めた環境関連での期待感も下支えするとみられ、当面株価は市場平均並みの展開をTIWでは予想する。

会社側は太陽電池や液晶パネル製造装置が牽引することで今期受注高2,120億円(前期比23%増)を見込んでいる。太陽電池は国内向けの大幅増、液晶関連では中国、台湾、韓国向けで受注確度の高い案件のみ織り込んだとしている。受注は09/6期中、収益は10/6期中(実質ベース)に大底を打つとの TIWの従来見方に概ね沿った内容。今期の太陽電池関連売上は薄型パネル製造装置の売上とほぼ匹敵するまで増える見通しであり、これまで推進してきたポストFPD戦略が経営成績に結実しつつある点は評価できよう。

リスク要因は、液晶パネル/半導体・電子部品/太陽電池メーカーの投資抑制、原材料価格の高騰、最終製品需要の低迷、新規参入、価格下落圧力の増大、為替など。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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