●当面の方針

[曹操さん]

昨日発表された米国雇用統計は市場予想に反して意外によかった。市場関係者の大方は市場予想よりも悪くなることを予想していたはず。NYダウも雇用統計を好感し大幅続伸となっている。これで来月の雇用統計の数字が更に改善されれば雇用環境の底打ち感は鮮明となり、当面の景気悪化観測は後退する可能性が高い。そのような環境下において香港市場に限っていえば、現状の株価水準から継続的に上昇する余地が限定的かもしれない。年内はないにせよ、金融引き締めスタンスに転じた時には市場に対するショックは少なくない。その意味ではリスクは今後も内包している。今後の方針としては香港株をいったん現金化し、他国市場の株を一部買い入れる予定。たぶんドバイのエマールとベトナム株の一部。ついでにロシアファンドを少し。