他人のまねをしても、金持ちには絶対なれない

[坂本彰さん]

「独力で考えることを心がけなさい。
　いつも見ていて不思議に感じるのは
　ＩＱの高い連中が見境なく人まねをしている姿だ」

http://saig.livedoor.biz/archives/1509988.html

バフェットの教訓に登場する相場格言です。


私も株式投資のブログやメルマガを運営していると
読者の傾向やニーズが掴めてきます。

するといつも感じるのは、こういった投資の運用法に
ついての記事はあまり読まれません。

逆に短期的な指標や決算発表などの数字や、
その日だけしか役に立たない情報ばかりを
せっせと追いかけている人の多さを感じます。


読者のアクセス数やメルマガ読者の反応から
それはよくわかります。

しかし、誰もが得ている情報を掴んで、
それで本当に勝てるのでしょうか？


あなたは「これはすごい情報を掴んだぞ！」と
思っていても、その情報って、みんな同じように
掴んでいるんですよ。

冷静になって考えてみてください。


この格言にもありますように、人は一人で行動
することになぜか不安を感じます。

そうなると人と同じような行動をとりますが
これを心理学の世界では「群集心理」と呼びます。

これがバブルや暴落を生む原因の一つにも
なりますが、それをわかっている人は
ほとんどいません。


しかし、多くの場合は人のまねをすることが
金持ちへの近道だと考えているか、何も考えて
いない結果、そういう行動になってしまうのです。


人気のある商品、知名度のある銘柄を買っても
買いやすいだけで、儲けやすいわけではありません。

「高いゴルフクラブを買ってもスコアが良くなる
わけではない」というギャグがありましたが、
投資にもこれが当てはまります。

私がサラリーマンを辞め、のんびりと生活できたのも
人と違うことをしたから成功できたのです。

人と同じことを続けていたら、私は今でも
しがないサラリーマンだったはずです。


株で勝つためには情報を掴むだけではなく、独力で
考えることを心がけていきましょう。

何をしたらいいかわからないって？

そういう時は、まず投資家の本を読むことから
スタートです。

雑誌ではありません、活字だらけの本です。


本は買ってもいいです、図書館で借りてきても
問題ありません。

まずは気になった本を読み続ける癖をつけましょう。

そうすることで「こうすればいいのか！？」という
自分なりのアイデアやヒントが必ず生まれます。

その理由は、本を読むと目と「脳」が動いて、
活性化されるからです。