日経平均は前日比1.40円(0.01%)安の1万0087.26円。
本日の日本市場は昨日の米株高や為替の円安を受けて続伸してスタートしたものの、前日までの9日続伸で高値警戒感が高まっていたことによる利益確定売りに押されすぐにマイナス圏に転じた。ただ、企業収益の回復期待を背景に押し目買いも入ったため下値も限定的で、日経平均は小安い水準での動意に乏しい展開が続いた。
日経平均は10日ぶりに反落したが、TOPIXは約2ヵ月ぶりの8日続伸。今後はTOPIXの連騰記録がどこまで伸びるかに関心が向かいそうだ。過去の最長記録は1990年4~5月に記録した11で、今週残り3日続伸するとこれに並ぶ。NT倍率が約10年ぶりの高さを記録したことからも、TOPIXが相対的に割安に映る。日経平均が前日に10000円の大台を回復・年初来高値を更新した一方で、TOPIXは6月12日につけた年初来高値を2.5%低い水準に甘んじるなど乖離が大きい。足元では米ナスダック指数の上昇を背景に、日経平均への寄与度が高いハイテク株が相場を牽引してきが、直近の急ピッチな上昇でさすがに高値警戒が否めない状況。その一方で、TOPIXへの寄与度が高い通信、銀行などは年初来高値を大幅に下回る水準だけに出遅れ感が強い。
出来高は概算18.2億株(前日比-2.5億株)、売買代金は1兆2583億円(前日比-1279億円)