東京たろうさんのブログ

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民主党政権をよむ(4)

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民主党は政権与党たらんとするならば明確な財源とその効果をはっきりと明示するべきですな。まあしなくても勝てる、とも言えますし、する(出来ない)ともしかしたら負ける、とも。
今回のものは4年前の衆院選時のマニフェストよりちょっとよくなった、って程度。
そもそも2大政党の一角で、参院を抑えた政党がまだ与党ではないから財源は言わなくていい、は全く良くない。
そのような政党が政権を取った後の世を予想・分析。

参議院選挙までは派手な方針転換は控えるでしょう。官僚を飼いならしつつ自らが飼いならされるがごとく。
期限を設けない公約はことごとく先送りでしょうね。
子供手当ては早速始めるでしょう。定額給付金の豪華版ばら撒きですけど。各種控除廃止はすんなりと進みそう。来年度末は阿鼻叫喚ものでしょうけど。
高速無料化はすんなりとはいきませんね。そもそも民間会社に移行したものをまた再統合し、機構から債権を適正に振り替える。
収入の無くなる組織をさらに分割民営化、雇用の維持・確保をしつつ、地方と道路建設・維持の調整をする。
ETCをどうするとかインターチェンジの増設とかそんな簡単な次元じゃないですね。官僚機構を総動員でもしないと立法化どころか議案すら提出出来ない現状でしょう。
まあ来年度の段階的値引きから始まるのではないですか。それでも陸運業は大変な騒ぎでしょうけれど。
ガソリン税の暫定税率は来年度からの実施を見込むでしょうがこれも地方との調整に難航するでしょうね。地方交付金と子供手当ての財源に押さえておきたいところでしょうから即時廃止は見込めない。
民主党ならガソリン税の暫定税率と併せて原油の関税アップをやりかねないと見ています。ガソリンなんてほぼ民生用で全体の一部に過ぎません。
そうなると国内精製に大打撃ですか。結果的に暫定税率分だけ下がる、というわけには行かなくなりますが。温暖化ガス排出制限と併せて要注目ですかね。
補正予算などの見直しで凍結されるものが出てくるでしょう。正直判断が付かないものはみんな中断してしまうのではないですか?
まあ自民党のバラまきには違いないんですが、民主党はそれを中止して廃止する影響までは初期段階で配慮しないでしょう。さすがに年度末には再開させるでしょうけど。
その結果来年度以降計画の公共事業はほぼ先送りじゃないですか?地元からの陳情分を除いては。
景気刺激策、というものは今現在見当たらないですかね。さすれば今年度末には参院選を睨み切羽詰ってバラまきをやらずにはいられないのではないでしょうか。
大量の国債発行を伴うものでしょうか。それとも政府、国有資産の買取りで通貨量増大、政府債発行もやりますか?インフレターゲット狙いはお薦めしませんが。
消費税は2年後から日用品以外について増税、はあるでしょうね。20%はやりすぎかな?
インフレになれば最低賃金の見直しは楽勝ではありましょうが債券市場が心配ですね。中国が富裕国になっていれば日本国債を割り引いて引取りくらいはしてくれるでしょうか。
少しだけ悲観的な未来像ですか?でも効果が現われるのは来年度年末あたり。ずるずるどかん、は勘弁願いたいものです。
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