アジアさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ4063件目 / 全4662件次へ »
ブログ

南カリフォルニアの住宅販売価格が底値がついた?

南カリフォルニアの住宅販売価格が上昇

 【ロサンゼルス16日宮城武文】住宅関連情報のMDAデータクイックがこのほど明らかにしたところによると、6月の米南カリフォルニアの平均住宅販売価格が先月比で6・4%上昇した。サブプライムローン(低所所得者向け住宅ローン)危機以来、住宅ローンの支払い不履行、取り押さえ物件の増加に伴い、住宅販売価格は下落を続けていたが、一部アナリストは底値をついたとみている。

 平均販売価格は26万5千ドルで、最高値だった2007年7月の50万5千ドルの半分に過ぎない。しかし、価格の下落傾向が示されたことは極めて重要な指標だとしており、今後、上昇に転ずる可能性もあるとの見方と数年は25万ドル前後で推移するのではないかとの見方が交錯している。

 平均価格が上昇したのは、販売物件2万3262戸のうち、取り押さえ物件は45%と半分を下回り、高級住宅の販売件数が多かったことが価格を押し上げ要因とみられている。

 しかし、カリフォルニアは失業率が10%を超え、住宅ローン支払い不履行に陥る人々が依然多いことから、今後も安売りの対象となる取り押さえ物件が増加する可能性があることで、見通しはまだ不明なところがある。

2009/7/17 21:11
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。