生まれて初めて損失を知った。今までも何度か損切りをしてきたが、本物の損失を知ったのはこれが初めてだった。損切りの決断を下すときにほんの僅かな迷いが生じる。一番気をつけなくてはいけないのは恐怖が生み出す儚い希望である。「もしかしたら」という甘い言葉で私の心を魅了する。つらい現実を直視するよりも遥かに楽な選択肢だ。しかしルールを守らなかった代償は高くつく、株価が戻るまで待ち続け全てのチャンスを失うか、万に一つもない僅かな利益だ。私は7/3に下げ始めた日経平均チャートを見てダブルヘッドを警戒していた。