徳は、事をなす基礎となる  12

怨みは徳によりて彰わる。ゆえに人をして我を徳とせしむるは、

徳怨の両つながら忘るるにしかず。

仇は恩によりて立つ。ゆえに人をして恩を知らしむるは、恩仇のともに

泯ぼすにしかず。


(怨みは徳を施すことによって現れる。だから、相手に徳を施しても感謝を

求めないのがよい。徳も怨みも両方忘れてもらうに限る。

仇は恩を施すことによって生ずる。だから、相手に恩を感じさせようとせず、

恩仇ともになくしてしまうに限る)


引用  菜根譚を読む 著者 井原隆一

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