はるるっぴさんのブログ
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GSE債の虚実
ひとりごと日記です。
本題の前に
○今日の日経ヴェリタス一面の記事より
「外国人、日本買い慎重」
とある。(日経ヴェリタス誌より引用)
昨年2008年、日本株は下がったといっても
円高で先進国で一番ましなパーフォーマンスだった。
(ドル、ユーロベース)
今年2009年、日本株は上がったといっても
円安で先進国では、スイスと同じく
最もパーフォーマンスが悪い。
(ドル、ユーロベース)
ドルベース、ユーロベースの
MSCI Japanが参考になるでしょう。
投資家には、グローバルセンスが必要です。
日本だけ見ていてもわからない。
日本株の上昇は、
ヘッジファンドの空売り筋のショート・スクイーズと
日本の個人投資家の提灯買いだったことがわかるでしょう。
短期は、需給で株価が動くので、
現在の日本株の水準は、
価格滞留額が少ないので、特に難しい。
短期は、先物市場を制覇している外国人の御心次第です。
間違って株価がさらに上昇することもある。
しかし、ファンダメンタルズから見れば
日本株の割高感は、さらに鮮明化している。
○民間資金によるファイナンス
野村證券さんに行くと、
全日本空輸、みずほフィナンシャルグループの
株式募集および売り出しのご案内がある。
大和証券さんに行くと、大和証券本社グループの
株式募集および売り出しのご案内がある。
これまで、驚くほどたくさんのファイナンスがされてきた。
政府にお金がないので、資金不足している企業に配慮して
「今回の経済危機の最悪期は過ぎましたよ~」
と言っている。
世界各地で
「大丈夫です~」と大合唱している。
理由は簡単です。
大丈夫じゃないからです。
投資家は、政府の配慮と選挙対策も理解すべきでしょう。
ただし、実体経済の悪化は深刻なので、
安易な楽観論が、いつまで続くかわからない。
○ある中小企業
先日、わたしのよく知っている中小企業が店を閉めた。
わたしと顔をあわせなかった奥様の後ろ姿が印象に残る。
真面目に頑張っていた会社なのにとても残念だ。
世界でもGMの破綻の裏側では、大変なことが起きている。
さて本題
「GSE債」
ある投資家に
エージェンシー債は、リスクが高いと話をした。
すると
「エージェンシー債って何ですか~」
(・・?
と聞かれた。
私が
「GSE債(政府系住宅金融機関債)などのことですよ~」
と話すと
「GSE債って何ですか~」
(・・?
と、また聞かれた。
「ファニーメイとかフレディマックなどが
発行している債券ですよ~」
と言ったら
「ファニーメイって何ですか~」
(・・?
「フレディマックって何ですか~」
(・・?
と聞かれた。
私は、説明するのが大変なので
(~_~;)
日経新聞を読むように言った。
そのGSE債
(投資にくわしい人は、当然知っていますが、
とても重要です。)
海外投資家は、GSE債をしっかり売っている。
日経新聞にも書いていたように
ロシアは、「売る」と言っている。
日経新聞に書いてあったかどうか忘れたが
中国は、「買わない」と言っている。
「買わない」と言って売っていると思う。
GSE債は、売るのが当たり前です。
日本だけ持っている。
(・o・)!
本当は、日本人は怒らないといけない。
しかし、知らないから怒れない。
(・.・;)
知らぬが仏と言う。(何も知らないと平気でいられる~)
日本の公的年金が証券化商品を持っているのは、
公然たる秘密になっている。
日米関係もあるので、なかなか悩ましい問題も多い。
アメリカ住宅価格が下げ止まらないので
GSE債については、
いずれどこかで再び大きな問題になるだろう。
投資家が忘れた頃に問題になるでしょう。
世界の金融市場に、大量に投げ込まれている
「猛毒性大型時限爆弾」ともいわれる
GSE債については、投資家は、引き続き注意が必要だろう。
いつ爆発するかわからない。
人類の経験したことのない
巨大な信用バブルが崩壊すれば、
実態経済に影響するのは
常識のある投資家ならばわかります。
引き続き世界の志のある人々の叡智に期待したい。
おしまいです。
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