今日は、朝から涼しい日でした。昼間は雨がパラパラと振り風が吹いていましたから。
夜になったら、もはや寒い位です。
…もっとも、暑さにばてずに済んだ分、だいぶチャートを見る作業がはかどりましたけど。(笑)
…さて、今週ですが図書館から2冊ほど借りて読んでました。
(残念がらフラット化する世界の下巻は、まだ誰かが借りているらしく読めてません)
ソロスは警告する
著者:ジョージ・ソロス
訳:徳川家広 解説:松藤民輔
出版社:株視会社講談社
2008年度出版
ジョージ・ソロス氏。まぁ自分が語るまでも無く有名な人でポンド危機やアジア通貨危機の立役者ですよね。
氏は自分の体験から来る独特の哲学を元に、実はサブプライム問題はきっかけ(トリガー)に過ぎず今後、陰に隠れていた超巨大なバブルが弾けるのではと言う推論、分析を行っています。
他にも色々な予測や、それに対する対応策等も中には書いてあるのですが、個人的にはバブル誕生から崩壊までのモデル化した図表とそれに対する説明が凄く説得力あり、これが一番印象深かったです。
なお解説者が述べている様に何故か日本に関して言及されている部分があまり無く(日本はソロス氏の視点に入って無い?)、それが不思議と言えば不思議な本でした。
貨幣の経済学
著者:岩村 充
出版社:株式会社 集英社
2008年度出版
貨幣の歴史をひもときつつ、貨幣が貨幣たるに必要な価値は何を拠り所にしているのかを解き明かしてくれる本。
他にも通貨(及び経済)にまつわる色々な疑問を解消してくれるのですが、個人的には国は倒産するかと言う命題に対しての答えが一番面白かったです。
(著者の結論としては自国通貨建ての国際を大量に発行している日本の様な国は潰れない。理由はネタバレになるので本の方を参照してもらうと言う事で)
…まぁ(雑誌を除けば)今週は、こんな本を読んでました。
…さて、私はチャートの分析に戻ります。
…では、皆さん良い夜を。