[ローマ 24日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)のビーニ・スマギ専務理事は24日、
新たな投機バブルを避けるためには、金融市場の流動性は現在の高水準から急速に低下させる必要があるとの認識を示した。
「今回の危機に対処するため流動性は大幅に拡大した。以前われわれが直面したのと同じ現象を回避し、
投機バブルを助長しないためにはこれを急速に解消しなければならない」と述べた。
専務理事はまた、ゼロ金利よりも安定的水準まで金利を引き下げる方が望ましいとの考えを示したほか、
金融危機は完全に独立した中央銀行の必要性を示したと語った。