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出口戦略の策定は時期尚早

UPDATE1: 出口戦略の策定は時期尚早=ゴンサレスパラモECB専務理事
09/06/20 02:56


 [オビエド(スペイン) 19日 ロイター]  ゴンサレスパラモ欧州中央銀行(ECB)専務理事は19日、これまでに打ち出した景気支援策からの出口戦略をECBが策定するのは時期尚早との見解を示した。   専務理事は会合に出席した際、記者団に対し、物価上昇圧力の高まりが政策を巻き戻すきっかけになると述べた上で、その場合もECBは時間をかけて行動するとの姿勢を示した。  「出口戦略を考えることと策定することは違う」とし「出口戦略の策定は、実施するべき明確な兆候を確認した時のみ可能だ。一方、出口戦略を考えることにおいては、早すぎるということはない。計画の策定を開始するのは時期尚早だ」と説明した。  またECBが銀行セクター以外の資産買い入れを検討する可能性について、議論はオープンとする一方で、国債などの買い入れはECBの独立性を危うくしかねないとの見解を示した。  ゴンサレスパラモ専務理事は「(買い入れ対象は)金融システムの重要性と構造に依存する。家計や企業の借り入れに銀行システムの果たす役割が小さい場合は、銀行システムを迂回して実体経済に直接資金を供給する方が明らかに理にかなっている」と指摘した。  銀行セクターが金融仲介の中心的機能を果たしていないといった極端な状況下では、経済全体の停滞を回避するために、銀行セクター以外の資産買い入れが好ましいと中銀が判断する可能性もあると述べた。  その上で、実体経済への直接的な資金供給、とりわけ国債買い入れは、特定の国の国債を購入するよう政治的圧力が掛かった場合、中銀の金融面や機関としての独立性にリスクが生じる可能性があると指摘。  「こういった点を考慮し、ユーロシステムは、銀行セクターを通じた経済支援の枠組みの中で選択肢をフル活用することを選んだ」と述べた。


>特定の国の国債を購入するよう政治的圧力が掛かった場合、中銀の金融面や機関としての独立性にリスクが生じる可能性があると指摘。
米国に言っているね
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