【コーエーテクモホールディングス】統合後のシナジーに…

[TIW藤根 靖晃さん]

統合後のシナジーについてはまだ不透明な点が多い

株価は軟調な推移を辿ると予想される。経営統合によるシナジー効果が見えず、既存タイトルに収益が支えられていること、ゲーム機の販売動向は10/3期でピークアウトすると見込むことから業績の拡大期待は低い。

統合後のシナジーについてはまだ不透明な点が多い。オンラインゲームの運営についてはコーエーの「GAMECITY」へ統合されたが、他の動きは見えず同社からの具体的な説明もない。決算説明会場で行われた新作ゲームソフトの紹介もロゴマークがコーエーとテクモ其々のものを使っていた。

10/3期TIW業績予想は会社計画と同値、11/3期TIW業績予想は現状の延長線上で算出した。これは2010年とのみ発表された「METROID:OtherM」の収益へ寄与する時期、任天堂（7974）との契約内容が一切不明であるため。

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