環境関連銘柄への短期資金集中で買われる東京市場

[華花はなはなさん]

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☆今日の相場概況☆
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昨晩のNY市場は、続落。

朝方発表の5月の住宅着工件数は市場予想を上回り、

住宅着工許可件数も市場予想を上回りました。

ですが、5月の鉱工業生産指数が市場予想を下回ったことから、

これらが相殺されて、若干プラスで推移しました。

しかし、ここまで3月から、40%近く上昇してきたこともあり、上値は重い展開。

引けにかけてじわじわと値を消し、100ドル以上の下落となりました。

これを受けての、日本市場ですが、9720円寄り付きと、

CME値からは、大きく上昇しての寄り付きとなります。

寄り付き後は、現物株が買われていたことから、一気に先物も買われて、

相乗効果で、9800円まで値を戻します。

為替も、同様に、95円台を一時見たのですが、

株高と一緒に96円台まで戻していきました。

結局、9840円まで戻しますがその後は、やはり上値は重く9800円を割り込み、

9790円で前場の取引を終えました。

後場になると、アジア市場の軟調さを受けて下落してのスタートとなります。

後場寄りは、9770円。その後、値を消すかと思われますが、

前場同様に一気の買い上がりで、あっさり9800円を超えて、

9840円まで上昇していきます。

いつものように、先物主導と言うよりは、環境関連銘柄への

短期資金の買い集中から、つられて先物も買われる。

そんな展開です。一時、7790円まで、値を消す場面も見られますが、

終盤には持ち直し、引けは9830円と高値引け。

昨日とは、全く逆の展開で、本日の取引を終えました。

どうやら、買いの主体は、短期資金の国内個人投資家、

欧州系ファンドとの見方です。

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★個別銘柄の動向★
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本日、値を飛ばしたのは、環境関連銘柄達。

古河電池がストップ高、GSユアサ+131円(12.48%)、

アルバック+175円(7.32%）、FDK＋22円（12.29%)、

関東電化+78円(15.53%）、明電舎ストップ高、

新神戸電機+180円（+17.66%)などなど、中小型の電池関連銘柄が、

これでもか！と値を飛ばしました。

これらの銘柄以外にも、昨日の下落分をあっさり帳消しにする銘柄が

散見されました。

素材銘柄も、元気良く、新日鉄、住金、などの鉄鋼、大阪チタ、

大平洋金属、住友金属鉱山などの非鉄がしっかり。

今日は、ゴム製品銘柄も値を飛ばし、ブリジストン、横浜ゴム、

住友ゴムなどが大きく上昇しています。

繊維銘柄も、環境関連ということで、日清紡、帝人、三菱レーヨンなども上昇し

セクター別では、繊維製品がランキング2位に鎮座しています。

このところ、冴えない大型株は、トヨタ、ホンダ、ニッサンなどの

自動車は、まちまちの展開。

ソニー、キャノン、パナソニックなどの弱電も軟調といったほうが

ふさわしい状態となっています。

その他、目立ったところでは、消費電力1/5のフラッシュメモリー

開発報道から、東芝がしっかり。

BPカストロールが、09円12月期の業績情報修正から大きく買われて

ストップ高でランキング1位に鎮座。

日本ケミコンが、電池関連銘柄として物色されて、+57円と大幅高

その他、低位銘柄へ資金も流れて、津田駒、東都水産、東天紅、

広済堂などが買われています。

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♪♪明日以降の考え方♪♪
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欧州やNYの状況から、もう一段落とされてもいい状態でしたが、

寄り付きも意外な高値、その後もすぐ値を戻すという、

強い展開となりました。

個別テーマ物色で、指数も仕方なく買い戻される。

そんな状況でしょうか。

まだまだ、強さが残っている相場ですが、

明日の状況を見るまでは、昨日書いたように、状況的に、

まずは調整の入り口と判断したいところです。

個別は強い物が、しっかりとした動きを見せるので、

強いものに短期で乗っていき利確をすばやく。

そんなスタンスがよさそうですね。