ブログより転載☆
6月限では全先物をネットで買い越し(総計+52911枚)て上昇相場の立役者でありましたゴールドマン・サックス証券が9月限では衝撃的なポジション反転を見せています。
日本のNK225の10000円台への信用と米国のNYダウ8800ドル台での調整を意図したポジションメイクになっています。
2009年1月16日時点の▲2088枚の売り越し(NK225先物終値8240円)を起点にした場合には3月13日迄8週間かけて売り続け、次に3月13日(NK先物終値7510円)時点の建玉残高▲23356枚の売り越しを9週間かけて買い戻す一方通行的なポジション戦略になっていますので、今回も売り越し(緑バー)を積み重ねて行くパターンですと後▲5000枚を短期間に売り越しを積んでも不思議ではありません。一番のポイントは日本の先物の3月から6月迄のBuy-Side(買い方)の皇帝が一転売りポジションを抱えたことでしょう。TOPIX先物9月限では6月限と同様に買い越し(長期資金の投資家=買いヘッジャーによる玉が多いのではないでしょうか)を維持していますが、相場のトレンドにポジションを合わせているNK225先物では売り越しに転じたことにより更なる上昇相場ではなく一旦調整に入ることを示唆しています。ゴールドマン・サックス証券の売り越しスタンスが今週から来週の売買にも直結して来た場合には、調整は長引きますので買いポジションは一旦利益確定に入るべきと思います。
9月限ではNK225先物(ラージ)及びNKminiでも6月限での買い越しスタンスから売り越しに転じており、ゴールドマン・サックス証券のポジションのスタート段階での方向性が決まりましたので、次は日々の売買スタンスからポジションの動向を探って行くことになります。売り越しのポジションを買い戻した場合には市場は一旦上昇し、売り直しに戻したなら下落するパターンを繰り返しながらBOX(9500円-10000円)形成後方向性を出して来ると思われます。