東京、上昇機運を取りもどす

12日の日経平均は10135.82(+154.49)と、大きく上昇。大方の予想を裏切って、上値追いの展開となっている。転換線、基準線の上で、日足のボリンジャーバンドはプラス2σ10097を突破、バンドは再び広がりつつあり、一服間を払拭して、再び上昇の勢いを取り戻した形になっている。週足ボリンジャーも、プラス2σ10169の手前にきて、バンドがせばまってきているが、このままあげてゆけばバンドが再び広がることになる。

NYダウは、8799.26(+28.34)と小幅上昇。上髭をつけており、根を保っているが頭はやはり重い。ボリンジャーではプラスσの上にあるので、基調は上昇であるが、勢いが弱い。

ドル円は98.40と雲の上限98.06を再びドル高へ上に抜けてきた。転換線は上昇しているが、ボリンジャーのほうはTPが下向きでバンドは狭まっており、方向感は必ずしも明確ではない。

米国債10年物は、12日は3.79と4%にタッチしてからだいぶ下落してきたが、いぜん転換線、基準線の上、ボリンジャーではプラスσでバンドはそとに広がっている。週足レベルでも転換線、基準線の上で、ボリンジャーはプラス2σ3.948の近辺で、急速にバンドが広がっている。NYはこの金利上昇を懸念して、頭が重くなっている。東京は、金利差拡大からドル高へ動くことを意識しているのか、NYより強く、チャート上では、上昇の勢いを取り戻している。東京の上昇基調はなかなかつよいものの、少しNYと乖離がすすみすぎており、期待が先行しすぎているという指摘もあり、警戒は必要だろう。

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