入梅は全国的に広がり、雨のシーズン本格化
です。こうした中、街角で見かける紫陽花(ア
ジサイ)が、雨に濡れて生き生きと咲いている
のが非常に印象的で、思わず足を止めてしまい
ます。しとしと雨が降る中で咲く紫陽花の花、
まさに日本の梅雨の風景ですね。
http://www.smartgarden.co.jp/special/072000/ajisai.html
ご存知の通り、この梅雨から夏にかけて咲く
アジサイは、咲き始めから花の終わりまでに色
が変化してくるため「七変化」と言われますが、
そのためか花言葉は「移り気」となっています。
今ではこのアジサイの花には、青・白・ピンク
・紫・赤、そして緑・・・等々、様々な色があ
りますが、本来の日本のアジサイは青だったそ
うです
アジサイについてよく言われていますが、土
壌が酸性だと青くなり、アルカリ性だと赤くな
ります。もともとの日本の土壌は酸性であるた
め、日本古来のアジサイは青だったという訳で
す。幕末から明治にかけて来日した西洋の人々
が初めて見る美しいアジサイを持ち帰り、青以
外の色の花を作り出したそうですが、元々ヨー
ロッパの土壌はアルカリ性のため、青かった花
が自然と赤っぽくなり、そして色とりどりの花
へ変化を遂げたそうです
ちなみに、アジサイを西洋に紹介した人物と
して有名なのは、かのシーボルトですが、彼は
アジサイの学名を「ハイドランジア オタクサ
(Hydrangea otaksa)」と名
づけました。この「Otaksa」は、シーボ
ルトが日本の愛人「お滝さん(楠本滝さん)」
を想い、彼女の呼び名を名付けたそうです


