徳は、事をなす基礎となる  2

徳は才の主にして、才は徳の奴なり。才ありて徳なきは、

家に主なくして奴の事を用うるがごとし。いかんぞ魍魎にして猖狂せざらん。


(徳、人格は主人公で、才能は召使いである。才能がいくらあっても人格の

裏づけのないのは、家に主人がいなくて、召使いが勝手気ままに取りしきって

いるようなものである。これでは、せっかくの家庭も妖怪の住処となってしまう)


引用  菜根譚を読む 著者 井原隆一
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