映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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株の頭は重くなっているが、円高トレンドは反転か

8日の日経平均は9768.01(+99.05)と上昇。ただ2日の高値9793.47を抜けず、上が重いが下げもしない。転換線9512の上で、ボリンジャーもプラスシグマ9622の上で、上昇基調は維持しているが、勢いはやや弱くなってきている。ちょうど週足では雲の下限9824のすぐ下にきており、週足のMACDもゼロラインを突破するところで、重要な節目に来ている。週足ボリンジャーもまだプラスシグマを9484を維持しているものの、少しバンドが狭まってきていているのが気にかかる。ただ月足は転換線9225を抜けてきており、ボリンジャーバンドは急速に狭まり、プラスシグマに上昇しつつあり、月足MACDもシグナルを上抜け、RCI上昇中で、長期のリズムとしては底を打って反転の局面である。

ダウは8763.13(+12.89)と小幅上昇。しかし2日の高値8787は抜けていない。目先頭が重くなっているが、転換線8507の上で、ボリンジャーのプラス2シグマに位置しており、短期の上昇基調は維持。週足は雲の下限9397が近づいてきているが、遅行線が日々線を抜けてきており、ボリンジャーもプラスシグマ8522を維持しており、なお中期も上昇局面である。そしてこちらも月足は転換線8676の近辺にきており、重要な節目だが、ボリンジャーが急速に狭まっており、RCIも上昇、本格的な反騰の兆候がでてきているように思われる。

ドル円は98.66で、基準線96.72をドル高方向へ抜けた。懸念に反して、三角持合を目先ドル高に抜けてきた形となっている。ボリンジャーでもプラスシグマを越しており、トレンドが反転した可能性がある。週足も基準線と転換線の間から、転換線97.64を上に抜けてきている。週足ボリンジャーのTP97.72も突破。こちらも円高トレンドは潮目が変わった可能性がみえる。月足も転換線96.86を抜けてきている。まだ基準線105.68はずいぶん上にあり、長期のトレンドは円高にあるものの、ボリンジャーが急速に狭まり、転換を示唆している。

アメリカの雇用に下げ止まりがみえたことを受けてアメリカの利上げを見込んだ金利上昇が顕著になってきた。米国債10年ものは3.72%と高値をトライ。日足のボリンジャーはプラス2シグマ近辺で外に広がっており、金利上昇のトレンドが明確に発生している。週足のほうも、ボリンジャーは急拡大して、プラス2シグマ3.693を突破。中期でも上昇トレンドが出現してきている。日米の金利差が開くことで、しばらく続いていた円高基調は転換してきている。金利上昇のトレンドが継続する間は、ドル高へ動きやすいのではないか。円高の一服は東京株式市場には追い風になりそうだが、本格的に金利をあげれるほどアメリカ経済が改善しているかどうかはやや疑問であるが・・・
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