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☆今日の相場概況☆
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昨晩のNY市場は、5日ぶりの下落となりました。
5月ADP雇用レポートで民間雇用者数が減少、
5月ISM非製造業景況指数が市場予想に
届かなかったことなどが、売りを誘いました。
これを受けての日本市場ですが、寄り付きは9690円と、
CME値から、相当高いところからのスタートになります。
直後には、売り物がでて、9650円まで、値を下げますが、
なぜか強い日本市場は、ここから盛り返し、
9750円高値をつけるまで上昇していきます。
前場は高値圏のまま、9720円で引けました。
後場になると、前場レベルで寄り付いた後は、
取り立てて材料のない状態で、若干値を消しながら、
9700円と9670円の狭いレンジの中での取引となります。
終盤にも、特に動きはなく、そのまま大引けを向かえ、
引けは、9690円と前日比マイナス70円で今日の取引を終えました。
下がれば、買戻しが入る状況は、変わらず、
方向感は乏しいながらも下値は堅いといったところです。
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★個別銘柄の動向★
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騰落数は、値上:818銘柄、値下:753銘柄、不変:130銘柄
とまちまちの状態でしたので、今日も明暗分かれた状態となりました。
自動車株は、トヨタ、ホンダ、マツダはマイナス圏に沈みましたが、
2013年までに家庭で充電できる、プラグイン電気自動車を発売する方針
との報道から、三菱自動車が買われて+18円と大幅高。
電機では、ソニー、キャノン、パナソニック、東芝、日立など
冴えない展開となっています。
非鉄株は、今日も強さを見せて、住友鉱山、冶金工、大阪チタニウム
などがしっかりと上昇。大平洋金属も、引けはマイナス引けと
なりましたが、高値更新となっています。
鉄鋼株は冴えず、新日鉄、住金、JFE HDなど値を消しています。
その他目だったところでは、相変わらず、物色は環境系銘柄が多く、
明電舎が連日の高値更新、古河電池、GSユアサ、巴川製紙、
アルバックなどが値を飛ばしています。
NIPPOが、政府の公共工事支援効果への期待から、
大幅続伸で年初来高値更新。
ピクセラ、宮越商事、高岳製作所などもランキング上位に
君臨しています。
主力の動きが鈍い中、動きの軽い、材料、低位株への物色が
活発な一日となりました。
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♪♪明日以降の考え方♪♪
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昨日同様、方向感なく、若干下げるが、売り込む動きもなく、
しっかりの状態で、中間地点をキープのまま。
来週まで、こんな動きが続くのかもしれませんね。
物色は、環境系銘柄ですので、こういう銘柄を短期で買いで
っていう戦略が一番よさそうです。