大きな山である雇用統計は越えたが、今月は月末の決算発表ラッシュまで、株価を大きく左右するようなイベントがない。売り手も買い手も材料なしで動かねばならないというわけだ。
となると、(今でもそうだが)完全に米株の動向に沿って動くしかない。アメリカも、利下げの目が消えた今、ダウ100ドル超の大きな上下動はするまい。動きの激しかった9月とは打って変わって、サブプライム以前の緩やかな上げ基調の展開になると踏む。
月末まで、下値に網を仕掛けては、優良銘柄を安く買い集めておくのが一番確実だろうか。細かく売り買いをしても、稼げる単位がたかが知れている。
以前は空売りがメインだったが、この市況下では買い手に回るのが賢明だろう。