新日鉄が高い・価格交渉決着報道で収益下ぶれ懸念が後退

[agawaさん]

新日本製鉄（５４０１）など鉄鋼株が高い。鋼材の値下げ、原材料である鉄鉱石価格の引き下げが伝えられ、重しとなっていた価格交渉による収益下ぶれ懸念が後退し、買いが優勢となっている。新日鉄など日本の鉄鋼大手と英豪リオ・ティントは一般的に使われる粉状鉄鉱石を０８年度比３３％値下げすることで合意した、と報じられた。日本側が求めていた４割超の下げ幅にとどかないが、世界的な不況による鉄鉱石需要の減少を背景に、下げ幅は過去最大。７年ぶりの値下げになったという。また、新日鉄とトヨタ自動車（７２０３）は０９年度分の鋼材価格交渉で、２６日までに１トン当たり約１万５０００円（１０数％）値下げすることで合意した、と報じられた。鉄鉱石など鉄鋼原料の値下がりで、７年ぶりに前年を下回るという。新日鉄の株価は９時４４分現在３５５円（△１０円）。