全社を挙げて収益力強化に取り組んでいる
TIW では、業績面で最悪期を脱しつつある点や今来期の予想PERに比較的割安感があることを踏まえ、さらに上値を追う展開を予想する。10/3期は環境的には依然として厳しいものの、(1)全社を挙げて取り組んでいる収益力強化に向けての諸施策が一定の成果を挙げる、(2)業績予想に勘案されていない「エコポイント」制度導入による省エネ家電の販売増、などが期待される。このためTIWでは、10/3期は利益ベースで急回復し、2年ぶりの経常利益800億円台回復は可能と考える。
収益力強化策のなかで最も注目されるのは、在庫圧縮および商品の選択と集中の2つと考える。同社は前年度下期からこれらに注力してきたが、その結果として 09/3期の在庫が前期比12%減少したことに加え、営業キャッシュフローが大幅に増加し、粗利益率も改善した。同社はメーカーとの取引関係も含め、業界の慣習的な部分を大きく見直すことで収益力強化に繋げている。10/3期も前期に続いて粗利益率の向上が見込めよう。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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