ここ数日間、株式市場を賑わしているのが米ドル/日本円相場の動きです。
ほんの数週間前まで100円前後をウロウロしていた米ドル/日本円相場ですが、その水準から徐々に円高が進み、本日（2009年5月22日）時点では94円前後で推移しています。
そのせいか日本の株式市場にもあまり元気がなく、日経平均株価もなかなか上値が重たい展開になっています。
そこで米ドル/日本円レートの今後を考えてみたのですが・・・あまり良さそうではありません。
まず米ドル/日本円の日足チャートを見ると、日々線が一目均衡表の雲を下に突き抜けてしまっています。
更に移動平均線や一目均衡表の基準線・転換線など、支持線として機能しそうなものが何もありません。
また週足で見ても日々線は依然として一目均衡表の下にあります。
週足の26週移動平均線と一目均衡表の基準線が何とか支持線として機能しているように見えますが、もしこの水準を割ってくるようなことがあると、更に円高が進むかもしれません。
米国経済に対する悲観論の吹き返しや日本の民主党幹部の「米国債は買わない」発言など、米国への信頼性が一気に減退している感もあります。
そのため米ドルに対して大きな買いが入らなくなっているのかもしれません。
とは言っても、米ドルは世界中で使用されている基軸通貨です。
その利用価値はユーロや日本円の及ぶところではなく、米ドルが一気に暴落することは考えにくいと思います。
ですので私は90円になったらまた買おうと思っています。
まあそこまで行くかどうかは分かりませんけどねｗ
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