TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【新神戸電機】環境関連への期待は高いが目先は更なる業績悪化…

(1)10/3期の同社利益計画は下振れが懸念されること、(2)産業用リチウムイオン電池や風力発電向け鉛蓄電池など環境関連へ期待はかかるが利益への本格貢献はまだ先になること、などに加え指標面にも特段、割安感がないことから、市場平均アンダーパフォームをTIWは見込む。

09/3期業績は上期(4-9月)までは車両向け電池堅調と売価改定による採算改善で好調、しかし従来売上が伸びる下期(10-3月)に失速、最終的には減収、2桁営業減益で着地。産業用電池と補修用電池が増加したが、自動車減産で新車用電池が高回生車両用を除き落ち込み、フォークリフト用も期末に減少、そして自動車と民生用電機向けの比重が高い合成樹脂部門の売上が大きく減少したことなどが響いた。また合成樹脂部門は通期で赤字に転落した。

10/3期は前期比7割の自動車生産台数とLME鉛価格1,300$/tを前提に同社は大幅減収を見込み、数量減を原価低減で補い2桁営業減益に止める。電池・電気機器部門では補修用電池の取替え需要、産業用電池で風力発電向けなど新市場の立ち上がりに期待し、合成樹脂部門はハイブリッド車向け製品の増加や投資、固定費圧縮で上期に赤字脱却を目指す。TIWでは(1)原価低減目標24億円(前期27億円)が生産減の中で楽観的、(2)重い償却負担を踏まえれば合成樹脂部門の黒字が微妙なことなどから利益計画は下ぶれを予想。原材料価格の動向、景気と自動車生産動向などがリスク要因。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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