高値をまえに足踏み

[映画ずきのしんちゃんさん]

4月10日の日経平均は、8964.11（+48.05）と小幅上昇。直近高値8992を一時こえてきている。一月高値9325を前に足踏みし、9000円台は保てなかった。
とはいえ転換線、基準線の上、MACDも上昇、RCIすら持ち直しており、ボリンジャーも＋シグマでなおバンドが広がっており、目先なおも上昇機運が続いている。週足もかろうじて基準線をこしてきており、MACD,RCIもなお上昇。週足ボリンジャーはまだバンドは広がっていないが、＋2シグマ近辺まできており、通常の誤差の範囲をこえてきていることから、トレンド発生を予感させている。この勢いで一月高値をこえられれば、ネックラインを突破したことで一応底を形成したといえるので、要注目だ。

NYダウは、休場。ドル円は100.21と小動き。

かなり明るくなってきており、日経平均は1月高値というテクニカルな節目を目前にしている。各種指標は上昇を示唆している。とはいえ今回の元凶である銀行関係をみると、大和の銀行株ETFの指標でみても、日経平均ほど強くなく、いったん目先調整にはいっている。週足も基準線の下でなお基調転換していない。かつての日本の経験を考えても、金融が大きく上げてくれば本物だと思われ、逆に金融が立ち直らないと本物ではないとおもわれるが、この点まだ不透明で警戒はもつべきだろう。