為替予約について

[はるるっぴさん]

先日、クロネコヤマトの若手センター長と話をした。

運送会社に聞くと、経済状況がよくわかる。

「急激に量が減っていますよ～」
「1年くらいダメだと思っています。」

と言ったので、

わたしが

1年以上かかると思いますよ～

と言ったら

「マジですか～」

(・o・)！

と言っていた。


さて

為替予約について

外国為替取引で、顧客と銀行が
一定の為替レートをあらかじめ決めたうえで、
将来の期日に売買する取引のこと

（日本経済新聞社　経済新語辞典より引用）


今、輸出企業の財経担当者に聞くと

円売り、ドル買いをやっている。


わかりやすく書くと（イメージです。）

海外でモノが売れないことがわかってきた。
マスコミ報道でもあったように
多くの派遣労働者さんを解雇している。

従業員に支払う賃金が少なくなったので、円を返している。


むずかしく書くと

円買い、ドル売りのいきすぎた為替予約を修正している。
オーバーヘッジの巻き戻しをしている。

結果

輸出企業は、円売り、ドル買い、ユーロ買いをやっている。

いつまでも続きません。


まさか、このような円安状況で
輸出関連株を買うことはないと思いますが

「わたしは、プロです。」と言っている人が

勝負しているのでしょう。


今回の問題の震源地の通貨ドルが他の通貨に対して
高いのは、おかしいと思わないほうがおかしい。

ちょっと昔のユーロ高、英ポンド高、原油高も

ファンダメンタルズに対比して高すぎたのは
おかしいと思わないほうがおかしかった。

バブルは、いつか終わります。
しかし、いつ終わるかわかりません。


私の知人の銀行マンが言っていた。

「個人が為替取引をするなど考えられないけどなぁ～」
「為替は、難しいよ～」


長期投資家は、その難しさを知っているので
基本的に為替リスクをとらない。

かしこい企業経営者や財務担当者におまかせする。


一部の専門家が円安になってよかったと言っているが
中味を見ないといけないでしょう。


個人的な考えですが、今、日本株は仕手株だと思う。
高いところで勝負している。

実力のある長期投資家は、今は、身動きが取れない。

よく言えば、高値の見物をしています。

(^^ゞ


おしまいです。