映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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雇用統計をなんとかこなす

4月3日の日経平均は 8749.80(+30.06)と小動き。高値は8884まであったが、結局陰線。とはいえ直近の高値8843を抜いており、転換線8484は上向きで、ボリンジャーバンドも広がってなお上昇基調だ。週足基準線8917はまだ届いていないが、RCIもMACDも上昇しており、週足ボリンジャーも+シグマを抜けてきている。月足もRCIが底入れ反発し、ボリンジャーバンドが急速に狭まっていて転換を示唆している。次の目標は中期の重要な指標である週足の基準線をぬけられるかどうか、そして高値9325だが、一気にぬける力があるかとうかは分からないものの大事な潮目である。

NYダウのほうも、8017.59(+39.51)と小幅な上昇。雲の中を上昇して雲の上限で8097で跳ね返されたところ。ボリンジャーバンドは外に広がっており、+シグマと+2シグマの間に位置していて、上昇基調を保っている。週足も、基準線8396はまだかなり上だが RCIは上昇、MACDも上昇、ボリンジャーは急速に狭まっていて転換を示唆している。月足はなお、RCIが底をつけるかどうかで、明確な兆しはないものの、もう少しで中期的な反転に手が届くかというところである。

ドル円は、3月の高値99.67を抜いて100.30。基準線、転換線の上でなお上昇基調、ボリンジャーも広がっている。週足基準線96.18も抜いており、週足のMACDも上昇中、ボリンジャーは大きく広がっていて、+2シグマ近辺に位置。月足の転換線98.93も抜いてきており、ボリンジャーは狭まっていて、転換を示唆している。いずれもドル高方向を示唆している。

雇用統計は失業率8.5%、66万人の減少という悲惨な数字だったが、G20がとにかく結束を保ったことに続いて、バーナンキFRB議長が金融安定化の決意を示したことで、市場に安心感が広がったようだ。日米のチャートはいずれも、中期的な反騰になるかどうかの節目になっている。政策当局の何でもありの対応ーバッドバンク構想、時価会計の緩和、国際的な財政出動が実体経済の悪化に打ち勝っているようだ。国策に売りなしということから、基調が変わりつつあると思われ、GMの破たん処理のめどがつけば、中期指標も好転し、長期指標も底入れに向かうのではないかと期待したい。
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