ユリウスさんのブログ

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天神さんの古本まつり

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 昨日、天満にある天神さん(大阪天満宮)の古本まつりに行きました。本の収穫は5冊。いずれも古い本(古本市だから当たり前)ですが、少しも汚れのないきれいな本ばかりでした。その代わり定価110円を500円位の高値で買っているのもあります。(ちょっと忌々しい気持ちがしますが、やむをえません)
 1,2ヶ月の間に読んで、その一部を読者の皆さんにご披露することがあると思います。今日のところはまだ読んでいないので、本の宣伝文句の丸写しでご容赦願います。

天神さん境内の古本市(by iphone)



1 吉田精一著「随筆入門」昭和44年3月15日四刷
 帯には「古今東西の名随筆・日記書簡を豊富に引用し、その味わい方・書き方の鍵を示して、分がう者の人間性と心の機微を語った座右の書」とありました。
 パラパラとページを繰ると随筆の名作として志賀直哉作「朝顔」が挙げてありました。著者の説くメイ随筆とはどんなものか、読むのが楽しみです。

2 篠田一士編「谷崎潤一郎随筆集」1985年8月16日第一刷
 帯に「日本の伝統日の本質を解き明かした「陰影礼賛」をはじめ、「恋愛及び色情」等谷崎文学の奥行きの深さを示すエッセイ11篇を精選」とあります。
 一般に随筆とエッセイは違うということになっているけれど、この編者は同じと考えているらしい。谷崎さんはすごく論理的な文章家だと思っているので、これも楽しみです。
3 樋口清之著「万葉の女人たち」昭和53年4月10日第一刷
 裏表紙の賛。
「『万葉集』は、日本人の歴史的遺産のうちでも、最も尊いものであり、その四千五百余の歌詠は古代男女の生活や感情を生き生きと伝えている。著者は一首一首の歌詠を手掛かりに、歌の心を深く理解することによって、古代生活の復元と生活文化の探求を目指す。その試みはみごとな成功をおさめ、ここに万葉文化史の比類なき名著が出現した。健気で愛情こまやかな万葉女人たちの生活のうちに、読者は限りなく豊かなものを乱すであろう」
 こんな宣伝文句を読めば、早く読みたくてたまりません。

4 是川銀蔵著「相場師一代」2001年1月1日第三刷
 「本当に儲けようと思うなら、自分で経済の動きに注意すること。日本経済はもちろん、世界経済の動向、そしてこれをまずたゆまず日常見守っていく。これはある程度常識さえあれば誰でも出来ることだ」(本文より)
 昔から、翔年はこの相場師興味を抱いていました。それにサラリーマン時代に、ひょんなことから著者の息子さんと知り合いになり、興味深い個人的な話も聞いているので、新刊が出た時に読みたかった本でした。読み損じたのに、古本市でまた再会できたことはラッキーでした。

5 西沢爽著「雑学猥学」1979年10月15日15版
 この著者の薀蓄を傾けた雑学の語りは本当に面白いです。
 翔年の書棚にはこの方の「雑学艶学」という本もあります。今回買った5冊の中では、一番最初に読んでしまいそうな予感がします。ちょっと覗いてみました。面白い! 天神さんの御前では言いにくい事ながら、その一部を読者におすそ分けしましょう。

天神さんの梅(by iphone)

 下ネタに興味のない方はここまでです。そうでない方は「つづきを読む」をクリックして、天神さんに気づかれないようにコッソリお読み下さい。

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2件のコメントがあります
  • イメージ
    こんにちはーユリウスさん

    こういう古本市行ってみたいんですよぉー(^^ゞ

    >読み損じたのに、古本市でまた再会できたことはラッキーでした。

    本もまた人との出会いに似てますね。
    ユリウスさんが再びこの本に出会えたってことは、
    ラッキーなんですよ(*^^)v
  • イメージ
    ユリウスさん
    2009/3/8 18:55
    みやまな鉄砲長さん

    >ユリウスさんが再びこの本に出会えたってことは、
    ラッキーなんですよ

    その通りだと思います。
    それに、この古本市は大盛況なので、いい本を見つけて、他の本と比較してから買おうと思ったらダメ。すぐ、売れてしまいます。

    みやまな鉄砲長さん、いい女見つけたら、すぐアプローチしてますか? 
    ぼくは古本市で「ぐずぐずするのはいかん」という真理を見つけました。
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