はるるっぴさんのブログ

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吉野家の牛丼のお話

ひとりごと日記です。

たまたま知っているご年配の株式投資家がいる。
株のことを勉強して株式投資をはじめたらしい。


先日、ひさしぶりに会ったので

恐る恐る…

「どうですか?」

と聞くと


「お恥ずかしいながら、ずいぶんと損しています。」

と答えが返ってきた。

(^_^;)


少し親しいので

どのような銘柄を持っているのですか?

と聞くと


たくさん持っているのが

9861吉野家HDだった。


理由を聞くと

2年前の大手証券会社Ni社の株式セミナーで
プロ中のプロで、国際金融専門の
エコノミストが講師のセミナーに参加したとのこと。

そのとき「モメンタム投資」の
重要性について教えてくれたと言っていた。


そして、一押しの推奨銘柄が

なんと!

「吉野家ホールディングス」

自信を持って言われたとのこと。


「なるほど!」

「そうか!」と

思ったとのこと。

(^。^)!


その後、野村證券でも投資アドバイザーから

「吉野家」「三井住友FG」「三洋電機」を推奨されたと

言っていた。


わたしが、さらにくわしく内容を聞くと


吉野家は、おもしろいですよ~

三井住友FG株(当時 130万くらいだったらしい)は
まだまだ上がりますよ~

三洋電機は、この株は700円を突破すると

説明されたと聞いた。


吉野家の牛丼株は

大手Ni証券の国際金融アナリストの一押し銘柄!

しかも、ノルマ証券のお墨つきもあるので

「間違いないと思った!」

らしい。


買った後、株価は急落した。

(・o・)!


やめとけば、よいのにナンピン買いとか言って
下がったところをまた買い続けた。

こんなはずは、ないと思って

吉野家の牛丼を何度も食べにいって
少しでも売上に貢献しようした。

涙ぐましい努力をされている。


個人的には、吉野家の牛丼は好きですが
日本企業の中の「一押しの企業」とは思えない。

証券会社が、常識を取り戻すことを期待したい。


真面目な長期投資家は、

吉野家の牛丼事件?

を教訓にしてほしいものです。


さて、

市場関係者から
ヘッジファンドの換金売りの話を聞いている。
(報道もされている。)

ヘッジファンドは
買いと売りの両方のポジションをもっている。


たとえば

割安株 住友金属鉱山のロング(買い持ち)
割高株 ソフトバンクのショート(売り持ち)

ヘッジファンドの解約がでているのは、事実でしょう。
ヘッジファンドのロング&ショートのポジションは

ロングの方が多い。
(経済誌にも書いてある通りでしょう。)

ショートのポジションを閉じれば、株価は上がる。


ソフトバンクの株がどうして底堅いか
勘違いしている人も多い。

(外国人の売り玉は、わからないように隠されている。)

解約を受けると
「買い」と「売り」の
両方のポジションを閉じることになるので

売りと買いのすさまじい手仕舞いの売買がある。


日本の証券会社は、何も知らない人が多数派なので
大口の外国人の注文にバタバタしている。


そこにヘッジファンドの最新プログラムソフト
CTAが、相場の混乱に拍車をかける。


専門家は、もっともらしく間違えることがよくある。


今日の、日経さんの記事でも

「米自動車救済際限なく」と書いてあるが

正確には

「米企業救済際限なく」です。

GMを救済すれば、他の苦しい会社も
「助けてください!」となる。

GMを救済しないと、時限爆弾のCDOが爆発する。

そのCDOの破壊力は、未知数です。


オバマ政権も厳しい舵取りを迫られている。

(~_~;)


需給面から、見ると

お隣の韓国の人は、ダメとおもったらすぐ解約する。
(よいと思ったら、すぐそちらに殺到する。)

投資先進国のアメリカでも
ミューチュアルファンドの解約が殺到している。


日本人の多くの投資家のように
凍漬け(塩漬け)投資は、しない。

日本株の買い主体として期待できるのは、
日本人の投資家であることも事実です。

しかし、専門家が間違ってばかりなので厳しいと思う。


ごく少数派ですが
おかかえ専門家は信用できないと
理解している投資家がいる。

ポジショントークが多いひもつき専門家を
相手にしているのは
日経さんや東洋経済さんでしょう。

他のNHKなどの経済記者は、言っている意味すら
わからないのが、現実だと思う。

今頃、ヘッジファンドの解約が
どうのこうのと言っている専門家は

「専門家もどき」だと思う。

(^^ゞ


長期投資家は、専門家と違う。

吉野家の牛丼は、食べることはあっても
株式の買いを「一押し」と言って推奨することはない。


実力のある長期投資家は、常識をもっている。

長期投資家の最大の武器は、余裕資金と時間軸


そして「心構え」です。


おしまいです。


今週は、時間なしで、日記なしです。
1件のコメントがあります
  • イメージ
    とんこつさん
    2009/2/19 21:28
    たしかに当時の一押し銘柄だったんでしょうね。

    とても投資できる相場ではなくなってしまっただけで。。

    吉野家に関しては好きだけどすき家がコケない限り厳しいかと。
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