はるるっぴさんのブログ
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ロシアRTS指数
昨年、証券会社のある女性チーフに
原油が高騰しているときに
ロシア株投信の販売に力を入れておられたので
ふたこと言った。
「どうしてロシア株を推奨するのですか?」
「おかしいでしょ?」
するとチーフが言った。
「今、資源価格が上昇しているので、資源国投資は魅力ありますよ~」
(^o^)♪
全く、わかっていないようだった。
(^_^;)
わかっていない人に説明するのは
大変な時間と労力が必要です。
もっとも、自分自身もわかっていないことは、山ほどある。
わたしは、内心、買った人はヒドイ目に遭うと思ったが
証券会社のノルマ営業妨害になるので、すぐ支店を出た。
商売の邪魔をしてはいけない!
しかし案の定
「いい商品」ではなく、「売りやすい商品」を販売する
証券会社のロシア株投信の販売キャンペーンが終わった瞬間
ロシア株の暴落が始まった様子だった。
投機筋(ヘッジファンド)などは
日本の証券会社の動向もチェックしている。
昨年、ロシアRTS指数は、70%くらい下落している。
70%も下落すれば、立派なものです。
日本人の感覚だと、わかりづらいですが
ロシアは、アメリカ以上に土地はただみたいなもの。
世界地図を見ましょう。
(・o・)!
だから、金融機関が融資するときに
土地を担保に取れない。
株を担保にとっていた。
(経済ニュースでも報道されていました。)
くわしくは、証券会社の優秀(重要!)な
営業マンに聞けばすぐわかる。
その株が、70%以上も下落すれば
すなわち担保不足となる。
担保不足だけ見れば、日本の土地バブル崩壊と似ている。
ロシアの企業は、借金の借り換え期限がきたとき
担保不足のため、借り換えができない。
欧米の金融機関も、信用収縮で全く余裕がない。
株価が70%以上下がって
異常だと思わない市場関係者のほうが異常だと思う。
投資家は、非常識な学者さま(全員ではない!)
と違うので常識を持つべきでしょう。
著名な学者さまほど、非常識な人が多い。
その証拠にテレビや新聞や本でよくでてくる人で
ノーベル賞を受賞した人は、いない。
世界経済危機を著名な学者さまは
事前に警告してくれたでしょうか?
そろそろ気づくべきでしょう。
話術が、たくみで、ギネスに載った人がいるらしい。
その子どもの名言
「口は災いのもと。」
数ヶ月前、トヨタの渡辺社長がテレビに出演されていたが
キャスターばかり喋って、社長の話が聞けない。
キャスターの話は、雑音です。
社長の話が聞きたいのに…
よく昔から
「医者の世間知らず」と耳にする。
製薬会社の営業マンからもよく聞いた。
「学者の世間知らず」はあまり耳にしない。
そのうち、耳にするでしょう。
もとい
バランスシート分析にくわしい長期投資家によると
現状、ロシアの財務内容は、ボロボロになっている。
ここから先、もし原油価格がさらに下落したら
投機筋が、アイスランド同様に
売り崩しを狙ってくる可能性を否定できない。
イヤな匂いを感じる。
(~_~;)
そうなるとロシア財政危機が再発する。
(そうならないことを願いたい!)
当時と違うのは、万一そうなったとき誰が助けてくれるのか?
識者は、知っているので、知らない人のための情報です。
テレビの報道でも周知の通り
ロシア政府は、自動車の輸入関税を上げた。
異常事態と認識すべきでしょう。
結論を書くと、ロシア株は、かなり難しい投資先だと思う。
おしまいです。
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