不良債権買い取り機関は成功するか?

月とスッポンさん
月とスッポンさん
昨日のロイターにこのような記事がありました。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT835628520090116

GMはとりあえずGMAC銀行化したからそっちにまかせてって事でしょうかね^^;
残りのTARPは金融機関に思いっきり使えるってわけ、、、

で、調べたらこんなのが↓

なぜアグリゲート銀行という仕組みが必要か?
政府がTARPの資金で市中銀行の抱える証券化商品を買い上げても、それで買い取れる「有毒汚染物」の量には限りがあります。そこでTARPの資金の一部を株式資本としてアグリゲート銀行を設立し、その資本をタネに政府保証の証券を発行し、レバレッジをかけて「有毒汚染物」を買えば、TARPのお金をそのまま使うより沢山の「有毒汚染物」を買い取れるのです。またアグリゲート銀行に市中銀行が「有毒汚染物」を売却した際、市中銀行は売却代金の80%をキャッシュで貰い、残りの20%をアグリゲート銀行の株式で支払いを受けます。こうすることにより市中銀行もアグリゲート銀行の株主になるので、あまり意地悪な値段でアグリゲート銀行に証券化商品を売り渡すことはしないだろうという読みがあるわけです。

TARPが頓挫したのに、なぜアグリゲート銀行なら「有毒汚染物」をテキパキ買えるのか?
ハンク・ポールセン財務長官はそもそも「有毒汚染物」を市中銀行から買い上げる予定でしたが、「むずかしすぎて、わからないし、そもそも時間が無い」という理由でそれを諦めました。なぜポールセンに出来なかったことが、シーラ・ベア(連邦預金保険公社の総裁)に出来るのか?
それはアグリゲート銀行は基本、市中銀行が持ち込む「有毒汚染物」を彼らの「言い値」で買い取るからです。つまり市中銀行が会計的に「これがフェア・ヴァリューだ」と値踏みしている会計価値をそのまま受け入れるわけです。この方法の利点はそもそも機能していない市場メカニズムに依存することなく、迅速に買取が実行できるし、買取に際して特別なスキルも不要だという点です。さらに市中銀行の側では売り渡しによってキャピタル・ロス(実現損)が出ないので、自己資本比率を毀損させる心配もありません。


実際成立したら、NYあげそうですね、、、^^;(前回はこれが頓挫したから下げってのもあったし、、、)
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