はるるっぴさんのブログ

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昨年の大証券会社の新春投資セミナーから考える

今年も新春セミナーを各証券会社が開催しているようです。

長期投資家で参加される方は
よほどの知識武装をして参加しましょう。

自信のない方は、やめときましょう。


昨年(2008年)の大証券会社で主催された
「新春投資セミナー」の資料を
参加者から「メモつき」でもらって持っている。

1年前、どのようなことを書いてあったのか確認したい。


「日本の株式市場展望」について

○現在やや低迷する日本経済は

2008年半ば頃から増勢(?)を強めると予想される。


○主要企業は2007年度、6期連続の経常増益を達成し

2008・2009年度も増益基調が続くと見込まれる。


○日本企業の海外事業の収益性は着実に高まっている。


1年を振り返ってどうだったでしょうか?


「世界市場」について

○増加する新興諸国・資源国の外貨準備や国富ファンド
先進国の個人金融資産の存在が

世界の様々な資産価格を下支えすることが期待される。


○内外の政策金利格差などから

円高基調が継続する可能性は小さいと予想される。


1年を振り返ってどうだったでしょうか?


「その他」

金融市場に動揺があるが

実体経済には、大きな問題はない。


世界経済の成長の2/3を新興国が牽引している。


「デカップリング」という言葉を覚えてください。


投資判断(一部)

日本株式 TOPIX想定レンジ 1500~1850


為替レート想定レンジ

円/ドル 107.5円~122.5円

ユーロ/円 150円~168円

豪ドル/円 95円~110円


1年を振り返ってどうだったでしょうか?


参加者がメモされている

推奨銘柄は、すべて半値以下になっている。


10~20%くらいなら、誤差の範囲ですが

すべて50%以上、間違ったら専門家でもなんでもない。


これだけ、間違ったらある意味、立派なものです。


今年も各証券会社で新春投資セミナーが
開催される様子です。

話の内容を右から左に聞き流す訓練のできている人が
投資で成功する人になるかもしれません。


株式投資の格言

株は、同じネタで同じ値動きをしない


のんきな市場関係者は、株価が大幅に下落しても

「悪材料出尽くし!」

などとよく言われるが

日本株が、下落トレンドに入っているのは
「新しいネタ」が次々と出ているからです。

日本株が意外と底堅いのは
見えない外国人の空売りが積もっているからと思う。

(もちろん、くわしくわからない。)

買戻しが入れば、株価は反転する。

短期は、むずかしい世界です。

しかし、いきつくところは、ファンダメンタルズに近づく。


専門家が、今起きていることを理解するまで
株価は不安定な値動きになるだろう。

証券会社を含む金融機関も、将来いずれ
ノルマ温泉から脱皮しないと
お客様の信頼を失い、経営が厳しくなると思う。


経営者は、厳しい判断を迫られるだろう。


わすかではあるが、証券会社でも
お客様から手数料を稼ぐ目的の店舗だけでなく

お客様の資産を増やす目的で出店する店舗もあると聞いた。


期待したい。


おしまいです。
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