優利加さんのブログ
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中国の景気テコ入れ政策発表により
昨日の米国株式相場は下落した(DJIA -240.59 @44,401.93, NASDAQ -123.08 @19,736.69, S&P500 -37.42 @6,052.85)。ドル円為替レートは151円台前半の前日比円安ドル高水準での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証プライムでは、上昇銘柄数は702に対して、下落銘柄数は874となった。騰落レシオは105.12%。東証プライムの売買代金は3兆9325億円。
TOPIX +7 @2,741
日経平均 +208円 @39,368円
米国では、中国当局がエヌビディアに対して独占禁止法違反の容疑で調査していると報じられると2.55%下落した。アナリストが評価を引き下げた半導体製造大手のAMDも5.57%下げた。主要3株価指数は史上最高値圏で推移しており、水曜日発表の米11月消費者物価指数(CPI)を控えて高値追いをしてまで買おうという動きは鈍くなっており、利益確定目的の売りが出易い。
本日12月10日の東京市場では、中国景気の先行き不安が和らいだことと、外為市場で円安ドル高となったことが株価を押し上げた。中国共産党は9日に開いた中央政治局会議で「より積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を実施して行く」と述べた。これにより、リスクオフ・ムードからリスク・オンムードへ意識がやや変化し、低リスクとされる円が売られて円安ドル高となった。その結果、自動車など輸出関連銘柄が買われた。また、住友商事などの商社、安川電機、ファナック、資生堂などの「中国関連銘柄」も買われた。日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。ただ、米11月消費者物価指数(CPI)の発表を控えて上値は今日も重かった。
日経平均の日足チャートを見ると、4日連続で陰線が続いた後、本日は十字線、小幅上昇で終えた。昨日から株価サイクル③に入っており、上げ易い地合いになっている。2023年12月27日以降も2024年6月25日以降も株価サイクル③局面での動きなので、比較するとイメージし易いだろう。
33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、卸売(1位)、鉄鋼(2位)、電気機器(3位)、輸送用機器(4位)、海運(5位)となった。
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