優利加さんのブログ
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「チャートだけ」で判断する限り上方向へ動きやすい
昨日の米国株式相場は大きく上昇した(DJIA +308.51 @45,014.05, NASDAQ +254.21 @19,735.12, S&P500 +36.61 @6,086.49)。ドル円為替レートは149円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄数の方が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が967に対して、下落銘柄数は611となった。騰落レシオは103.42%。東証プライムの売買代金は4兆2150億円。
TOPIX +2 @2,742
日経平均 +119円 @39,396円
米国では、好決算を発表したソフトウェアのセールスフォースが10.99%上昇し、データセンター向け半導体製造を手掛けるマーベル・テクノロジーは23.19%も上昇した。この動きはハイテク株全般に波及した。経済統計発表では、11月ADP民間部門雇用者数は14.6万人増(<予想15.0万人)となった。主要3株価指数は揃って史上最高値を更新した。
本日12月5日の東京市場では、前日の米国株高の流れを受けて上昇した。日経平均の上げ幅は一時350円ほどの拡大する場面があった。ただ、日経平均は今週に入って1,000円超上げていたので一旦利食い売りして利益確定しておこうという投資家も多くなった。特に米雇用統計の発表を目前に控えているので尚更である。金融引き締めにもともと慎重でハト派とされる日銀の中村豊明審議委員が12月5日の記者会見で「利上げに反対しているわけではない」と追加利上げを容認する発言をした。これを受けて円買いドル売りが優勢となった。
日経平均の日足チャートを見ると、寄り付きは上げて始まったがその後は売り圧力が優勢となり押し戻されて陰線で終えた。上値が重いことを今日も示した。3本の移動平均線(25日、10日、60日移動平均線)は全て上向きに転じており、このまま行けば数日以内に10日移動平均線が25日移動平均線の上に浮上しそうであるため、「チャートだけ」で判断する限り上方向へ動きやすい。勿論、この動きを突然打ち消すほどの悪材料は飛び出して来なければという前提ではあるが。
33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、証券(1位)、サービス(2位)、非鉄金属(3位)、その他製品(4位)、保険(5位)となった。
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