優利加さんのブログ
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予想以上に良い決算でも投資家の期待に届かなかったので
昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -159.08 @41,091.42, NASDAQ -198.79 @17,556.03, S&P500 -33.62 @5,592.18)。ドル円為替レートは144円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証プライムでは、上昇銘柄数が637に対して、下落銘柄数は944となった。騰落レシオは116.92%。東商プライムの売買代金は3兆8556億円。
TOPIX +1 @2,693
日経平均 -9円 @38,363円
米国では、エヌビディアの決算発表を待たずに売り優勢となり、主要3株価指数は揃って下落した。引け後にエヌビディアが決算発表(2024年5~7月期)をして予想以上の増収増益となり、当四半期の売上見通しも市場予想を上回ったが、時間外取り引きで売られて大幅安となった。好決算の好循環を先取りして既に株価が大きく上昇して来たので、増収増益は既に株価に織り込み済みと見なされ、材料出尽くしにより利食い売りが優勢となったようだ。
本日8月29日の東京市場では、予想以上の好決算を発表した(投資家はアナリスト予想以上に良い決算を期待していたので失望:粗利(売上高総利益率)が2~5月の78.4%から75.1%へ低下、8~10月期見通し74.4%➡歩留まりの悪化により利益率がピークアウトした)画像処理半導体大手エヌビディアの株が時間外取引で急落したことを受けて、東京市場でも東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連銘柄が売られた。その結果、日経平均の下げ幅は一時400円を超えたが、売りが一巡すると主力株全体に押し目買いが入り、一時は前日比で上げる場面を経て終値ベースで下げ幅を縮小した。政策保有銘柄を売って削減を進めている保険株が買われた。
日経平均の日足チャートを見ると、下げて始まったが切り返して陽線で終えた。8月16日以来10日中8日が陽線で引けたにもかかわらず、株価はほぼ横ばいが続いている。
33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、保険(2位)、医薬品(3位)、卸売(4位)、電気・ガス(5位)となった。
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